セフレとの出会いは居酒屋だった。彼女との出会いが僕の運命を決定づけたと言っていい。
それまでは某ホテルで中華の料理人をしていたが、どうも肌には合わない気持ちがあった。僕自身が仕事終わりには近所の居酒屋で常連客さんたちと笑い合って酒を飲むことが好きなように、上流階級相手の料理屋のコックと言う柄ではなかったのだと思う。やがて、自分で開業したいと思い始めたのである。
ただ、僕は酒の銘柄にはあまり詳しくない。メシにはこだわりがあるが、酒については何を飲んでも「美味しい」と思ってしまう鈍感舌であることは自覚していた。お酒を提供する側になったらそれは許されないことだろう。そんなわけで、僕がお酒の仕入れのアドバイザーとして頼ったのが、行きつけの店の常連だった女性である。彼女曰く「お酒が恋人」と言うような女性であり、その舌は確かだった。僕も彼女に旨いお酒を教わったり、マリアージュについても彼女のセンスは確かだった。
彼女も自分の店を持ちたいと常日頃口にしており、僕の誘いに快く了承してくれた。ついでに僕のセフレになった。
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「私セックスについてはお酒ほど自信がないよ?」と言っていたのだが、その通りにセックスは淡白だった。ただ、僕は彼女を店の協力者としてつなぎとめるためにセフレにしたのであり、正直な話、セックスについてはお酒ほど彼女には望んでいなかった。だから、今から思うと、セフレとの出会いという意味では寂しい出会いだったように思う。
その後、彼女との共同経営という形で店をオープンしたのだが、売り上げは芳しくなかった。客が全然来ない日だってあった。もちろん、宣伝不足とかいろんな理由はあろう。ただし、料理については自信があった。結局、累積する赤字に対して、僕は彼女の酒の仕入れに疑念を持ってしまったのだ。
たぶん、彼女とのセフレ関係がいけなかったのだ。彼女の目は自分の感性ではなくて僕の方に向いていたのだ。彼女は自分が美味しいと思うよりも先に、僕の感想を聞いてきた。すべて僕好みに合わせてきたのだ。酒については自信がなくて彼女に頼った僕である。僕に合わせれば、それは破綻することは目に見えていたのだ。
彼女はセフレとしては彼女は申し分なかったと思う。そこに仕事を持ち込んだことが僕の誤りだったのだ。
店じまいをしてガランとした店内で、いなくなった彼女を思いながら僕は彼女が仕入れてくれた酒を飲んだ。あまりにも苦い味がした。
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